
フィンランドジャズ界のエース、トリオ・トゥケアトの登場です。それにしてもこのトゥケアト、発音しづらい。日本ではトゥケアットとかも呼ばれていますが曖昧母音(「え」の口で「あ」とか「う」の口で「ゆ」って奴ね)の連続で日本人にはすこぶる覚えにくいバンド名であります。何回も来日しているし、ライブをお聞きになった方も多いかもしれません。ご紹介CDは2005年11月19日タンペレ・ホールでのライブ収録でBlue Noteからの発売、一番新しいアルバムです。(日本発売5月14日)いやー相変わらずの演奏、もう一言で縦横無尽のプレイとはこのことでしょう。「Final Fantasy」や「Karate」はIiro Rantalaのピアノの独壇場です。危なっかしいくらい走り回ってはいるものの、どこかコントロールの効いたプレイはさすが。北欧独特の硬質で透明な空気感なんて彼らには関係なく7曲目「In a sentimental mood」でさえ、ひたすら熱く迫ってくるのです。「2005年フィンカフェのCaf?新聞では彼らのスタンダード集「High Standard」が朝飯ジャズとして紹介されましたが「High Standard」でクオリティーの高さを証明し、「One Night in Tampere」ではさらに磨きのかかった自由なプレイで真価を発揮したというところでしょうか。いつの日かフィンカフェ・ジャズ・ライブにも登場必至のバンドです。
Iiro Rantalaおじさんはヘアスタイルも短く変わって、ちょっとダイエットしたみたいです。(S.N)